マットボード
マットを替えて額装をイメージチェンジ
額装を行う場合、作品と額の間にマットを入れる事により、作品と額の間のサイズの調整や、作品の保護をする事が出来ます。
今お手持ちの額装品も、マットを替える事によって驚くほど生まれ変わります。
マットは1枚からでもお切り致します。
UVカットアクリル
作品の保護に紫外線をカット
紫外線が皮膚癌やシミの原因であることは広く知られていますが、作品にも悪影響を及ぼします。
保存額装におけるグレージングの役割は、この紫外線カットができるかが大切です。
室内で計測できる紫外線は、そのほとんどがA波で、300〜400ナノメーターのものです。
通常、額縁に装着される2〜3㎜厚のガラスで40%、アクリルで66%の上記紫外線をカットしています。
従って『UVカット』の呼称は、これ以上の品質が確保されていなくてはいけません。
しかし現状では何の根拠も無く『UVカット』の呼称が使われています。
当社はメタアクリル樹脂板(シート)を推奨しております。
メタアクリル樹脂はプラスチックの中で最も優れた透明性(反射光7%)や耐候性をもち、『プラスチックの女王』と呼ばれています。
このアクリルは99%以上の紫外線をカットします。(CG UV40 クラレ社製)
壁用金具
壁の種類をご確認ください
当社に寄せられるご質問の中で一番多いのが、絵や額縁を壁に取り付ける方法に関してのご質問です。
絵や額の落下の原因はいろいろ有りますが、その中のひとつが取付金具が原因の落下事故です。
額縁の取付には、額縁専用取付金具を使いましょう。
壁に取付けた金具は、額縁の陰になり見えませんが、壁の目線の高さに釘穴が開いてしまいますので、穴を開けてよい壁かをご確認ください。
適切な金具を選択するには、額縁の重量と壁の材質により選択します。
額縁の重量は、体重計に載せれば、判断できます。
額縁を損傷しないように、タオル等を敷き倒れないように手を添えてください。
壁の構造や材質を調べるのに最も良い方法は、実際に家を建てた施工業者、工務店に聞くのが一番です。
一般的には、コンクリート壁、石壁、ALC壁、石膏ボード壁、木壁に分類されます。
額用金具
強力な紐で重い作品も安心
壁を金具に掛ける場合、多くは額に付いた紐を金具に掛けます。
ここでは額に取り付ける強力なケプラー紐を紹介します。
ケプラー紐は、ケブラー繊維と呼ばれる鋼鉄の5倍もの引っ張り強度を持った繊維を使用しています。
ケブラー繊維は、軽くしなやかで、伸び(伸度)が小さく、熱や寒さ、摩擦・切創・衝撃にも強く、電気を通しません。
宇宙服、船舶、防弾チョッキの素材などすでに様々な分野でめざましい実績をあげている繊維です。
重い作品を掛ける時も安心です。
ピクチャーレール
額縁の掛換えが容易にできます
壁に額を飾る場合は、壁に金具を取り付けて、金具に額を掛ける方法と、ピクチャーレールに吊るす方法があります。
ここではピクチャーレールに吊るす方法を紹介します。
ピクチャーレールを使用した場合、額縁を定期的に掛換える場合には、掛換えが容易にできるというメリットがありますが、ワイヤーが鑑賞を邪魔するというデメリットもあります。
取付方法
- レールを取付ける場所に両面テープで固定
- ボード壁の場合は、付属のピンを打込む
- 木壁の場合は、付属のビスで固定
- フックとワイヤーを付けて完成
一枚の額縁に対して、ワイヤー2本を使用するのがベストと考えます
(ピクチャーレールとワイヤーは別売です。)