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額縁の掃除
年に一回は、額縁の掃除と点検を行いたいものです。
年末の大掃除の時に、額縁も掃除しましょう。
1. 床に新聞紙などを敷きます。
床が汚れないようにすることもありますが、額縁を置くときのクッション材としても考えます。
硬い床の場合は、数枚重ねて置きましょう。
2. 額縁を壁からはずし、裏側が見えるように、新聞の上にそっと置きます。
額を壁からはずす時は、壁が傷つかないように注意しながら、額を上に持ち上げると外れる金具が一般的です。
3. 壁金具の点検をします。
金属疲労で強度が低下していないか、注意して見てください。
さびなどが表面に見えていたら、必ず交換してください。
表面上、異常が見当たらなくても、突然折れる事がありますので、金具を二つ使用した2点支持をお奨めします。
4. 額裏のほこりを取りましょう。
掃除機で、額縁の裏にたまった埃を吸取っててください。
5. 額縁のヒモと金具を点検します。
ヒモを引っ張ってみて異常がありませんか。
金具やビスが錆びていませんか。
6. 額縁の表面を掃除します。
額縁はその仕上げが分かりませんので、乾いた柔らかい布で軽くこすり、ほこりを取ってください。
7. 額縁の角が外れていないか注意してみてください。
他の角の部分と比較して、隙間が開いていると壊れている可能性があります。
状況にもよりますが、バラバラになりガラスなども落下することも考えられます。
8. グレージング(ガラス・アクリル)を掃除します。
表面にガラスかアクリルが装着されています。(何も付いていない場合もありますので御注意ください)
ガラスは市販のガラスクリーナー、アクリルは静電気防止液を使います。
額縁にガラスクリーナーや静電気防止液が付かないように注意してください。
又、作品の方向(真下)に強い力をかけないように拭いてください。
アクリルの場合は、特に拭き方に注意が必要です。
表面に付いたほこりを軽く飛ばしてから、ガーゼのような柔らかい布で拭いてください。
アクリルは傷が付くと透明度が落ちてきます。