HOME > フレームについて > 額縁屋のこだわり > ゲージを使用した額の取付
ゲージを使用した額の取付
額縁を壁に取り付ける場合、一般的には額縁の裏面にヒモが付いていて、壁にフックをつけてそのフックにヒモを掛けます。当社においても、額縁にヒモをつけてお渡ししています。
しかし最近、額縁をかけたときに少し前傾斜になるのが不都合というお話を聞きました。
スタッフでこのことを話し合った結果、下記の結論にいたりました。
『ヒモによる取付の場合、
- 前傾斜になることにより、狭い廊下等にかけたときに、通行時に接触する。
- 振動等の影響で額縁が左右に傾斜しやすい。
などの不都合が考えられるので、お客様には掛ける場所や壁面構造等をお伺いし、ヒモを使用しない取付方法を御提案するようにする。』
当社では、ヒモを使わずに直接写真の取り付けを行うとき、壁面の金具取付位置の割出が難しいために、お客様には、実物大のゲージを作成しお渡ししております。
ゲージによる金具の取り付け方法
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
▲金具をしっかりひっかける
▲金具をしっかりひっかける
(7)
▲紙で金具の高さ調整
▲紙で金具の高さ調整
- 額縁をかけたい壁面に、高さ等を考慮し位置を決めます。(画像(1)参照)
- 画鋲等で仮止めします。
- 左右が天井から同寸法であることを確認します。
- 金具をゲージに沿って取り付けて完成です。(画像(2)〜(4)参照)
- 額縁を取付けるときに、壁紙を損傷しないように、ゲージをあてます。
- 壁につけた金具と、額に付けた金具ががっちりひっかかることを確認して取り付けます。(画像(5),(6)参照)
- 万が一、額縁が少し曲がってしまったときは、低い方の金具に紙等を挟んで調整してください。(画像(7)参照)